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【キャリアコラム通信】第8回: 夢・目標を叶える3つの手法

第8回: 夢・目標を叶える3つの手法


本日のコラムのポイント


・脳のアンテナ/フィルター機能:RASとは?


・夢/目標を叶える3つの手法

 ①モデリングー理想の人を真似る

 ②イマージョンー理想の姿になりきる

 ③リピティションー毎日コツコツと長期間続ける


・欠乏動機ではなく成長動機に変えよう!



 

・脳のアンテナ/フィルター機能:RASとは?


みなさんの脳は無意識に情報を選択的に拾ってきていることをご存知でしょうか?脳にはRAS(網様体賦活系)と言ってその人の重要度に従って脳が勝手に重要だと思い込んでいる情報のみをフィルタリングしています。この機能はカクテルパーティー効果とも言われていて例え大音量の音楽がかかっているお店にいたとしてもあなたがその時大事だと思っている情報(株情報/我が子の声/彼氏彼女の呼びかけetc)は自然と耳(脳)に入ってくる仕組みです。この脳のアンテナ/フィルター機能は自分が何を欲しているのか?明確にしていないと余分な情報まで勝手に集めてきてしまいます。例えばコロナパンデミックの時期、やたらとTVで今日は何人感染したなどという情報が流れていましたね。当方はこの機能を知っていたのでTVは付けずに意図的にシャットダウンしていました。なぜなら脳は子孫繁栄・生命維持をするためにコロナ情報を勝手に集めたくなるように出来ているからです。つまり、意識しない限り、脳は子孫繁栄・生命維持を疎外し得る情報(=不安材料・ネガティブ情報)を勝手に集めるように出来ているのです。従って自分が何を欲しているのか=目標・夢を明確にしておくことでネガティブ情報を勝手に集めてしまうRASを意識的に目標・夢のために必要な情報を集めるモードにシフトすることが可能となります。



 

・夢/目標を叶える3つの手法


脳の機能:RASの存在を知ることでいかに夢や目標を設定しておくことが重要かご理解頂けたのではないでしょうか?年始、今年の抱負や目標設定の話が出るたびに嫌悪感がする、、、そんな方も少なくありません。大きな目標は時に自分を苦しめます。そうではなく、あくまでもRASが良い情報を拾ってくるようにする、くらい軽いものでも構いません。放っておくと無意識に不安材料を拾ってきてしまうRASをご自身が心地よくなるような情報を拾ってくれるようマネジメントしていきたいですね。一方、目標設定大好き!逆算思考得意です!という方もいらっしゃいます。そんな方にオススメの夢や目標を叶える手法3選をお届けします。


①モデリングー理想の人を真似る

 あなたにはロールモデルはいますか?ロールモデルとは自分が目指す理想像や成功したい姿を体現している人物のことです。つまり、あなたの考え方や行動のお手本となる人を指します。夢や目標を最短で叶えたければそのモールモデルの言動を真似すると少なくともその方の状態になることが可能です。


メリット:先人に倣うので効率よくなりたい姿に辿り着くことができる

デメリット:”自分らしさ”を知らないまま人マネすると時に自分を見失う


②イマージョンー理想の姿になりきる

 イマージョンとは身も心も完全にその環境に浸らせて、現実は無視してすでにその理想の姿になったテイで振る舞う手法です。イメージングと感情を乗せて潜在意識の書き込み/書き換えも含みます(イメトレetc.)。短期間で英語をネイティブ並みに話せるようになるには身体ごとアメリカに移住させることが最も有効です。また、営業成績を一時的に上げるために社内トップの業績を持つ人になりきって交渉の席に付くことで契約獲得に繋がったりします(実例多数)。


メリット:自分の能力以上の力を発揮でき、想像以上の結果をもたらす

デメリット:心身共に後にリバウンドが来る場合がある(揺り戻し、自律神経のアンバランス化)


③リピティションー毎日コツコツと長期間続ける

 長期間にわたって繰り返し習慣化して目標達成する手法です。英語学習や資格取得、ダイエットなどに有効な手法です。


メリット:リラックスして無理なく取り組むことができるので心身ともに健康なまま理想の姿に辿り着くことができる

デメリット:時間がとにかくかかる。モチベーションを保つのがむずかしい場合があり継続できない人も多い。


あなたの夢や目標の大小、期限によってそれぞれのメリット・デメリットを理解した上で戦略的に活用することをオススメしています。因みに当方はコーチなので②のイマージョン手法を何度も繰り返し実践し習得しています。規模は異次元ですがイチロー選手や大谷選手のような世界的なスポーツ選手、世界的なアーティストは②の手法を取り入れている方が多いです。



 

 

上記の①~③ばかりに囚われていると時に自分を見失うこともあります。どんな夢も目標もWHY?なぜそれを達成したいのか?動機が重要になります。前回のコラムでもシェアした承認欲求と自己受容にも関連しますが、動機が欠乏動機である限り、例え夢や目標を達成したとしても満足感は得られないでしょう。夢や目標を設定する際にはなるべく欠乏動機を成長動機に変えてから①~③に取り組むことをオススメします。例えば健康になるためにジム通いをする!という目標を立てたとします。この動機が”病気をしたくないから”という欠乏動機からだとすると、恐れや不安が動機になっているので潜在意識的にはその不安が具現化されて健康とは真逆の方向に行く場合があります。健康オタクがよく風邪をひくのはこの原理だと捉えています。そうではなく、健康でいられると家族や友人、同僚と元気に〇〇に旅行に行ける、健康でいられると日々、心地よく仕事ができる、など成長動機に変えることでジム通いが続き、目標も達成しやすくなるものです。是非ご参考くださいね。


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